噴火はしませんでした

12/28(日)深夜〜 12/31(水)

 今シーズンの蔵王は主催者長男の部活の関係で年末となった.というかそろそろ遠慮すべきな気もするが,昨年から次男も参加するようになり,そちらに意識を傾けざるを得ないのに対して,糸の切れたタコのようにすっ飛んでいく長男を確保する人員は必要なのである.

 今年のネタはマルチカムである.メインの GoPro4は自撮り棒ストック,GoPro3はキャップにクリップマウントで AS100Vはブーツの甲付近のビンディングにクリップマウント.で,結論から言うと「動画」はストックかスタビライザを使わない場合,撮りっぱなしの画だと全くといって良いほど役に立たない.静止状態ならまぁ使えるが,ソレもヘッドマウントはまだしも,という話であってボードマウントは明後日の方向を向いていることが多い.ということで,敢えてタイムラスプにしてみた.

 AS100Vは最小インターバルが 1secであるが (GoProは 0.5sec),1920x1080で撮れるので (というかこの解像度に固定されるので) 容量的には非常に都合が良いシステムである.バッテリーも満タン時の撮りっぱなしで 3時間は持ち,スペアバッテリーと併せて 6時間分 21600枚を 1.5MBで撮影しても 32GBに収まる計算である (実際には 1MBを切る).

 それに対して GoProは解像度が 2560x1920で,平均 2.5MBほどであるのでややあふれてしまううえにバッテリーのもちが若干悪い.そもそももちが悪い Wasabiのスペア 2個と併せて 3個体勢で回して 6時間くらいだろうか.

 ちなみに 21600枚を 30fpsにかけると720秒,12分となる.実際には 15fpsくらいで敢えてカクカク感を出した方が良いシーンもあることを追記しておく.

 

実験:自室 (室温約20度)で 2560x1920@1secの撮りっぱなし.

1.4.27V出ていた Wasabi@GoPro3

  8446枚 (25.14 GB,平均 3MB) → 3.67V

 一応 2時間以上もった.解像度はそのまま使うには微妙だが,完全静止状態であればパンニングができる.どちらかというと GoProはそっち向きの機材と考えるべきかもしれない.

2.4.27V出ていた 純正@GoPro3

  9451枚 (22.14 GB,平均 2.40MB) → 3.555V

 2時間半ちょい.Wasabiと比較して電圧が低いところまで使える,ということは内部抵抗が低いと思われる.やっぱ抵抗計買うか.

3.4.29V出ていた Wasabi@GoPro4

  7257枚 (17.21 GB,平均 2.42MB) → 3.419V

 ギリギリ 2時間もった.しかし,そもそも GoPro4でタイムラスプをしようとは思わない.

4.4.29V出ていた 純正@GoPro4

  8122枚 (18.32 GB,平均 2.31MB) → 3.373V

 2時間以上もった.GoPro4は電池電圧が 3.8Vで,終端電圧も低いところまで使えるようになっている.消費電力自体は間違いなく増えているだろうが,低電圧なシステムで電流を絞り出して電力を稼ぐタイプのようだ.バッテリーにはキツいシステムである.

5.4.18V出ていた 純正NP-BX1@AS100V

  13820枚 (7.73 GB,平均 586KB) → 3.160V

 3時間50分で 8GB未満という燃費の良さ.

で,コレがなんの役に立つのか,まだよく分からない.